Beny's memory

紅亜ジェラードの気ままなブログです。

お寺のお仕事であった怖い話(実体験)

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

さて、お久しぶりですね

紅亜ジェラードです

 

新年早々、コロナウイルスの影響で大変な一年となりそうですね、、、

僕はここ数年のお正月は友達の伝手でお寺でお仕事(アルバイト)させて頂いておりました。お仕事と言っても、祈祷に来た方の待合室へお茶をお出しする簡単な仕事です。

ただ、年越しとともに対応するので、大晦日の夜から元旦の夜までと体力的にハードです。

 

しかし、今年はコロナウイルスの影響で祈祷もなしとなり、暇なお正月となりました。

そこでふと思い出した、一年目に経験したお寺での怖い話したいと思います。

 

 

僕が働いたお寺は、見かけによらずに中が広い、立派な建物です。中は真っ赤な絨毯で敷き詰められていて、控室は大きな和室となっています。そうですね、、、30畳ぐらいはありました。

年を越したばかりは、ご祈祷に来られる方は沢山おり、部屋にいっぱいになります。しかし、深夜3時ぐらいになると人は来なくなり穏やかになります。

そうすると、暇になり給湯室で住職と社員さんとお話をすることもしばしば、、、

 

住職さんと社員さんのお話を聞いていると、霊のお話をしていました。

僕も一緒に聞いていると、はじめは住職の方が車を運転していると見えるだとか、お墓ではどうだの言っておりました。そうしたら、このお寺にも出るとか話始めるではないですか!

 

社員さんも、「あー、あのエレベーターにでる霊ね」とか言い始めました。

僕は不安になり、どこのエレベーターですか、どんな霊ですか?と聞きました。

そうすると住職さんは、エレベーターは一つしかないでしょと、、、

そうだ、僕が使っている更衣室の前のエレベーターだと。

続けて、社員さんは女性の霊だよと言いました。

エレベーターに乗りたそうに扉の前で待っているそうです。

 

僕は怖くなり、「除霊してくださいよ」、と住職の方に言いました。

しかし、住職の方は「悪さもしてないのに除霊はできないよ。下手に刺激するのも良くないしね。」と言いました。

確かに刺激するもの良くないけど、じゃあ、まだそこにいるってことかい、、、

 

一通り話をしたらまた仕事に戻りました。

それから1時間程度したら、社員さんに休憩に入っていいよと言われました。

 

僕は休憩がてらトイレに行きました。

従業員用のトイレは地下にあり、階段のすぐ横にあります。

そして、階段を降りると、食堂や事務所に続く長い廊下があります。

まだ、他の部署は準備中みたいで廊下は真っ暗でした。

 

僕はそのままトイレを済ませ、手を洗っているときに、ふと先ほどの話を思い出しました。

エレベーターの前に霊がでる。。。

 

エレベーターは真っ暗な廊下の途中にあります。

 

僕は怖くなり早く上にも戻ろうと、廊下を見ないようにトイレを出ました。

そこで違和感を感じました。

 

真っ暗な廊下から「ゴー」という音が聞こえました。

そして、緑色の光がゆっくりと横切っていました。

 

僕は完全に恐怖に支配され固まり、半泣きになりました。

光が右から左へ、左から右へ、そしてこちらに近づいて来ています。

 

 

 

 

僕は冷静になりよくみたら、、、

 

 

 

 

 

 

 

ルンバでした。

 

怖くなると冷静にモノを見れなくていやになりますね。そして僕の臆病さがよくわかりましたね(笑)

これが、僕のお寺でバイトした怖い話しでした。

こんなオチで申し訳ありませんが以上となります。